診察内容

のどの病気

こんな症状でお困りの場合はご相談ください

  • のどが痛い
  • 咳がでる
  • 声がかすれる
  • のどがつまる
  • 痰がからむ
  • のどに違和感
【症状の原因となる疾患】はこちら

急性咽頭炎

ウイルス(アデノウイルス、インフルエンザウイルス、ライノウイルス、RSウイルスなど)や細菌がのどに炎症をもたらし、のどの痛み、発熱、倦怠感などをひき起こします。いわゆる、のどの風邪です。
検査診断
当院では10分で判定できるアデノウイルス、溶連菌、RSウイルスの迅速検査を導入しております。
当院での治療方法
ウイルスの場合は、炎症や個人に合わせた症状を抑える薬を処方します。細菌感染が疑われる場合は抗生剤の投与が有効です。特に、溶連菌による咽頭炎の場合には、合併症を防ぐためにしっかりと抗生剤を内服して、除菌する必要があります。

急性扁桃炎

のどの奥にある扁桃に細菌(溶連菌、肺炎球菌、インフルエンザ菌)などが感染して、赤くはれ、膿をもったりします。強いのどの痛みがあり、高熱が出ることもあります。重症化すると、扁桃周囲膿瘍など重い合併症状をおこすことがありますので、早めに医院を受診してください。
当院での治療方法
鼻やのどのネブライザーで症状を抑え、抗生剤を中心に、症状に応じて解熱鎮痛剤を処方します。痛みで食事がとれない場合には、点滴をします。重症化して膿瘍を合併すると、膿を出す処置や入院が必要となることもあります。入院が必要な場合は、連携の病院へご紹介させて頂きます。
1年に4~5回以上の扁桃炎が2年以上継続している場合は血液検査を行った上で、手術の必要性を検討します。手術を受けられる場合は連携の病院に紹介を行います。

声帯ポリープ・声帯結節

声帯ポリープは過度の発声などが原因でできた、声帯の良性腫瘍です。初期であれば、声帯の安静・内服・吸入などの保存的加療を行います。効果がない場合は手術が必要となることもあります。
声帯結節は声を使う職業の方に多いことは声帯ポリープと同じですが、声帯結節は幼いお子さんにも発生することがよくあります。日によって声の調子に波があり、長く話していると声が出にくくなるケースが多く、喉の痛みという症状が出る場合もあります。
検査診断
原因は、のどの腫瘍、のどの炎症、ストレス、など様々です。ファイバースコープなどの検査で、のどや声帯などを確認します。声帯を観察してポリープや結節を確認します。間接喉頭鏡を使う検査もありますが、喉頭ファイバースコープを用いた内視鏡検査がもっとも正確です。
当院での治療方法

原因が喉の酷使ですので、声を使いすぎず、喉に負担をかけない発声法を習得することが重要になってきます。声を出さない沈黙によって声帯への無用の刺激を避け、加湿器を使用し、発声後のうがいを習慣付け、水分を多く摂るなども必要です。
薬物療法では、消炎酵素剤、消炎鎮痛剤・ステロイドなど、症状に合わせた薬剤を使って炎症を鎮めます。漢方薬を使うことで改善する場合もあります。保存療法は効果が現れるまで時間がかかるケースが多く、数ヶ月続けてもほとんど効果が現れない場合もあります。改善が見られない場合は手術が必要となることもあります。

【その他】
逆流性食道炎
胃液の逆流が原因でのどに炎症が起き、痛みやつっかえを感じることがあります。胃酸を抑える薬などを処方します。
咽喉頭異常感症
のどの痛み、つっかえ、飲み込みにくい、など様々なのどの違和感を感、検査をしても異常がないものの総称です。漢方治療などを行うことで改善を目指します。
喉頭癌
飲酒や喫煙との関連性が高く、特にヘビースモーカーにとって要注意のがんです。そのため男性が圧倒的に多くなっています。初期症状として声のかすれを感じることが多く、風邪でもないのに声がかすれる場合は注意が必要です。初期症状は声のかすれですが、進行すると飲食物を飲み込む時や呼吸時に違和感が出てくる場合があります。
反回神経麻痺
反回神経は、喉の周辺をコントロールしている神経であり、声帯の開け閉めも反回神経によって行われています。そのため、反回神経に何らかのダメ-ジを受けると声帯がうまく開閉しなくなって声のかすれが起こります。また、食べ物が気管に入る誤嚥(ごえん)なども起こりやすくなります。腫瘍やがん、がんのリンパ節転移、弓部大動脈瘤など重大な病気が関わっていることも考えられるため、早く適切な治療を受けられるようにする必要があります。
Web予約 予約専用電話